正座

正座とは

本来正座は日本人の正式な座り方ではありませんでした。正座のほかにも立ちひざや横座りなどで座られていて、決してマナー違反ではなく座る床や着ているものにより座り方を変え、どれもきちんとした座り方とされていたのです。

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椅子の生活に慣れてしまっている私たちは正座が苦手ですね。年配の方の足を見ると正座ダコができている人がいます。まだ椅子の生活が主流でない頃、座るといえば女性は正座、男性はあぐらでした。この正座がくせもので、足がしびれてしかたがありません。しびれないコツもあるようなのですが、なにをやってもしびれます。正座をすると立ち上がるときに転んでしまわないかと恐怖なのです。女性として生まれたからにはきれいに正座して立ち居振る舞いをしたいと憧れてしまいます。お寺のお坊さんはいつも正座していますがしびれないのでしょうか。

正座はかしこまる

正座の格好は「かしこまる」といいます。その言葉通り、仏前や茶室などでの儀式的な場面で使われた座り方です。昔の城の中では主君に向かって家臣が「かしこまる」ときの座り方が正座です。一般にこの正座が普及しだしたのは定かではありませんが、江戸時代の享保の頃といわれています。明治時代に入ると学校の教科書に正座が正しい座り方として載っています。その後の日本では昭和の中頃までは畳の生活、ちゃぶ台のある部屋、机も椅子のものではなく下に座る文机だったことから、きちんとした座り方として正座が推奨され、定着していったのです。現在はいすやソファーの生活が多く、勉強机も椅子のものですので正座の機会がめっきり少なくなってきました。それでも外出先で和室に通されたり儀式的なことがあると正座をしなければいけません。これを機会に正座に慣れてみませんか?

正座はしびれる?

正直正座は慣れないとつかれますし足がしびれます。正座で疲れるということはどういうことでしょうか。正座をすると背筋が自然にピンと伸びます。普段猫背気味にしているとこれがとても疲れます。日ごろの姿勢の悪さに気づかされますね。足のしびれは足の親指同士を重ねて座り、お尻をかかとにのせないように外側に足を倒してその上に座ります。重ねた親指は時々上下を入れ替えます。これで大分しびれづらくなるはずです。ポイントは足に重心をかけずに少し前に重心をかけましょう。ひざをくっつけないで少しあけるのもポイントです。固い床に直接正座するのもしびれの原因になりますので、きちんと座布団を利用しましょう。

正座でしびれたら

正座で絶対しびれない方法などありません。しびれづらくする方法を試してもしびれてしまったら、左右交互に体重をかけるようにします。重ねた親指も変えてみましょう。女性でフレアーのスカートをはいている場合はこっそりスカートの中で足を崩していまいましょう。後ろの方の席に座っているのでしたら両足のつま先をたててお尻を乗せてもいいです。しびれを通り越して感覚がなくなっているときは決して立ちあがらないでください。転んで足をひねって捻挫の可能性もありますよ。

正座椅子

どうしてもしびれたくない人は正座用の椅子を利用してみましょう。色々なものがありますが、正座楽のようなものだと折りたたんでバッグに入れて持ち運べるので大変便利です。今まであった正座いすだと持ち運びには不便でしたが、正座楽は面テープで高さが調節できますのでこれから人気が出てきそうな商品です。インターネットに画像がありますのでそういうものか探してみてください。もちろん通販もしています。

正座と罰

かしこまった場所でのきちんとした座り方の正座ですが、罰を与えるときにも正座を強要される場合があります。今なら体罰だといわれるかもしれませんが、以前の学校では教科書を忘れたり宿題を忘れたりすると正座させられたものです。学生時代に運動部に入っていたのですが、運動部は先輩後輩の上下関係がとても厳しく、そしていつの時代も先輩とは威張りたいものらしいです。意味もなく難癖をつけてきて、私たち下級生を何時間も正座させてお説教です。素足での正座ではなく、スニーカーをはいての正座でしたので、ひざは痛いし足も痛い。挙句の果てには感覚がなくなり数十分歩けなかったのを思い出します。相手に対してかしこまる姿勢で、同時に苦痛も伴うので罰として正座が利用されるのでしょう。

正座に適した服装

正座をするときに、ジーンズをはいていると足が圧迫されて負担がかかり、しびれやすくなります。男性でしたらコットンパンツ、女性でしたらギャザースカートやフレアースカートがしびれづらくていいですね。かしこまった場所に行くときはジーンズなどのラフな格好はしないでしょう。正座をするような場所に行くときは、服装に気をつけて出かけましょう。

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